「新NISAを始めようと思ったけれど、結局どの商品を買えばいいの?」
これは、多くの初心者が最初につまずくポイントです。
証券会社の画面を開くと、投資信託だけでも数百〜数千本の商品が並んでいます。
「人気ランキング1位を買えばいいの?」
「オルカンって何?」
「S&P500ってよく聞くけど違いは?」
私も最初はまったく同じでした。
2018年に株主優待が欲しくて個別株を買ったものの、「どの会社を買えばいいのか」「いつ売ればいいのか」が分からず、長く続けることができませんでした。
その後、新NISAについて勉強し、
長期・積立・分散
という資産形成の考え方を知ってから、投資への考え方が大きく変わりました。
現在はオルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)を中心に積立を続けています。
この記事では、
- 初心者が商品選びで失敗しないポイント
- 40代におすすめの商品3選
- 私が実際に選んだ理由
を分かりやすく紹介します。
「何を買えばいいのか分からない」という方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
↓選ぶ前に注意したい投資信託の特徴はこちら↓

① 新NISAの商品選びで大切な3つのポイント
新NISAでは、たくさんの商品を購入できます。
しかし、初心者のうちは「人気だから」という理由だけで商品を選ぶのはおすすめできません。
まずは、次の3つのポイントを知っておきましょう。
1.長期投資に向いている商品を選ぶ
新NISAは、短期間で利益を狙う制度ではありません。
毎月積み立てながら10年、20年、30年という長い期間で資産を育てていく制度です。
そのため、一時的に話題になっている商品ではなく、長く保有しやすい商品を選ぶことが大切です。
投資では、一時的に価格が下がることもあります。
しかし、長期で保有することを前提にしていれば、慌てて売却する必要はありません。
「10年後も持ち続けたいと思える商品か」
という視点で選ぶようにしましょう。
2.分散投資できる商品を選ぶ
投資の世界には、
「卵は一つのカゴに盛るな」
という有名な言葉があります。
一つの会社だけに投資すると、その会社が業績不振になったとき、大きな損失につながる可能性があります。
一方、多くの企業や国に分散して投資すれば、一つの会社や一つの国の影響を受けにくくなります。
例えば、
- 日本だけ
- アメリカだけ
よりも、
- 世界中へ投資
できる商品のほうが、リスクを分散しやすくなります。
初心者ほど、「どの会社が伸びるか」を予想するのではなく、「世界全体に投資する」という考え方がおすすめです。
3.手数料が低い商品を選ぶ
初心者が意外と見落としがちなのが、信託報酬(運用コスト)です。
投資信託は、保有している間、毎年少しずつ手数料が差し引かれます。
例えば、
- 年0.1%
- 年1.0%
では、わずかな差に見えるかもしれません。
しかし、20年、30年と運用を続けると、その差は資産額に大きく影響する可能性があります。
長期投資では、「手数料が低い商品」を選ぶことも大切なポイントです。
初心者は難しく考えなくて大丈夫
商品を選ぶときは、専門用語がたくさん出てきます。
しかし、最初からすべてを理解する必要はありません。
まずは、
✅ 長期投資向き
✅ 分散投資できる
✅ 手数料が低い
この3つを満たしているかどうかを確認するだけでも、商品選びで大きく失敗する可能性は低くなります。
私自身も、この考え方を知ってから、「何を買えばいいのか」が少しずつ分かるようになりました。
おすすめ① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
初心者に最初におすすめしたい商品が、
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)通称「オルカン」です。
投資をしている人なら、一度は耳にしたことがあるかもしれません。
私自身も現在、新NISAではオルカンを中心に積立を続けています。
もちろん、投資に「絶対」はありません。
しかし、「初心者に一つだけおすすめするなら?」と聞かれたら、私は迷わずオルカンを選びます。

オルカンとは?
オルカンは、その名のとおり世界中の企業へまとめて投資できる投資信託です。
投資先には、
- アメリカ
- 日本
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- インド
- 中国
- その他の新興国
など、世界中の多くの企業が含まれています。
つまり、オルカンを1本購入するだけで、世界経済全体へ投資できるイメージです。
なぜ初心者に向いているの?
初心者にオルカンがおすすめされる理由は、大きく3つあります。
オルカンのメリット① 世界中へ分散投資できる
「これから一番成長する国はどこですか?」
この質問に、100%正確に答えられる人はいません。
今後もアメリカが成長するかもしれませんし、インドや東南アジアが大きく発展する可能性もあります。
オルカンなら、最初から世界中へ分散投資しているため、
「どの国が成長するか」を自分で予想する必要がありません。
これが初心者にとって大きな安心材料になります。
オルカンのメリット② 1本で資産形成ができる
通常であれば、
- 日本株
- アメリカ株
- ヨーロッパ株
- 新興国株
を別々に購入する必要があります。
しかし、オルカンなら1本で世界中へ投資できます。
忙しい40代でも管理がしやすく、「毎月積み立てるだけ」で資産形成を続けられることが人気の理由です。
オルカンのメリット③ 手数料が低い
長期投資では、「どの商品を買うか」と同じくらい大切なのが運用コスト(信託報酬)です。
オルカンは、数ある投資信託の中でも比較的低コストで運用できる商品として知られています。
一見すると、
「0.1%くらいなら誤差じゃない?」
と思うかもしれません。
しかし、20年、30年と運用を続けると、この小さな差が積み重なり、最終的な資産額に影響する可能性があります。
だからこそ、長期投資では「低コストの商品を選ぶ」という考え方が重要です。
オルカンのデメリット
もちろん、オルカンにもデメリットがあります。
例えば、
- 世界中に投資するため値動きはゼロではない
- アメリカだけが大きく成長した場合は、S&P500のほうが運用成績が良くなる可能性がある
などです。
つまり、「一番大きく増える商品」を目指すというより、
「世界全体の成長を取り込みながら、安定して資産形成を続ける商品」
と考えるとイメージしやすいでしょう。
オルカンがおすすめな人
オルカンは、次のような方に向いています。
- 投資初心者
- 何を買えばいいか迷っている人
- 世界中へ分散投資したい人
- 長期でコツコツ積み立てたい人
- 商品選びで後悔したくない人
私自身も、「どの国が成長するか分からないなら、世界全部に投資しよう」という考え方に共感し、現在も積立を続けています。
おすすめ② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
オルカンと並んで、多くの投資家から支持されているのが、
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
新NISAを始める方の中には、
「オルカンとS&P500、どちらを選べばいいの?」
と悩む方も多いでしょう。
どちらも人気商品ですが、投資対象が異なります。

S&P500とは?
S&P500とは、アメリカを代表する約500社で構成された株価指数です。
例えば、
- Apple
- Microsoft
- Amazon
- NVIDIA
- Meta
など、世界的に有名な企業が数多く含まれています。
つまり、S&P500に投資するということは、アメリカ経済の成長に投資することを意味します。
S&P500のメリット① アメリカ経済の成長を取り込める
アメリカは長年、世界経済をけん引してきました。
世界的なIT企業や革新的な企業も多く、今後も成長を期待する投資家は少なくありません。
「これからもアメリカ企業は強い」と考える方には魅力的な商品です。
S&P500のメリット② 手数料が低い
オルカンと同様、S&P500に連動する代表的な投資信託も低コストで運用できます。
長期投資との相性が良く、新NISAでも人気の理由の一つです。
S&P500のデメリット
一方で、投資先はアメリカだけです。
もし将来、
- インド
- 東南アジア
- その他の新興国
がアメリカ以上に成長した場合、その恩恵を直接受けることはできません。
つまり、
「アメリカに集中して投資する」
という特徴を理解したうえで選ぶことが大切です。
S&P500がおすすめな人
次のような方に向いています。
オルカンとの違いを理解したうえで選びたい
アメリカ経済の成長に期待している
アメリカ企業を応援したい
値動きの特徴を理解している
おすすめ③ eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
3つ目に紹介したいのが、
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)です。
オルカンやS&P500は株式を中心に投資しますが、この商品は少し特徴が異なります。

株式だけではなく8つの資産に分散
S8資産均等型は、
- 日本株
- 先進国株
- 新興国株
- 日本債券
- 先進国債券
- 新興国債券
- 国内REIT
- 海外REIT
という8つの資産へ均等に投資します。
株式だけではなく、債券や不動産にも分散するため、値動きをある程度抑えられる可能性があります。
メリット
この商品の魅力は、
「値動きが比較的穏やかになりやすい」
という点です。
投資初心者の中には、
「大きく値下がりすると不安になる」
という方もいるでしょう。
そのような方にとって、株式だけではなく債券なども組み合わせたバランス型は、安心感のある選択肢になります。
デメリット
一方で、株式だけの商品と比べると、大きく成長する局面ではリターンが控えめになる可能性があります。
つまり、
「値動きを抑える代わりに、リターンも穏やかになることがある」
という特徴があります。
8資産均等型がおすすめな人
この商品は、
- 値動きをなるべく抑えたい
- リスクを少しでも減らしたい
- 投資が初めてで不安が大きい
という方に向いています。
ただし、40代で20年以上の長期運用を考えるのであれば、オルカンやS&P500を選ぶ人も多くいます。
どの商品にもメリット・デメリットがあるため、自分の考え方に合った商品を選ぶことが大切です。
3商品を徹底比較|初心者におすすめなのはどれ?
ここまで紹介した3つの商品には、それぞれ特徴があります。
「結局、自分にはどれが合っているの?」
と迷っている方のために、それぞれを比較してみましょう。

この表を見ると、「どれが一番良い商品」というわけではなく、それぞれに強みがあることが分かります。
私なら初心者にはオルカンをおすすめします
私が初心者にオルカンをおすすめする理由は、大きく3つあります。
1.世界中へ分散投資できる
どの国が将来成長するのかは誰にも分かりません。
オルカンなら、最初から世界中へ分散投資できるため、一つの国に依存しすぎる心配が少なくなります。
② シンプルで分かりやすい
「この1本を積み立てる。」
それだけで世界中へ投資できるため、商品選びで迷い続ける必要がありません。
初心者にとって、このシンプルさは大きなメリットです。
③ 長く続けやすい
新NISAは短期間で利益を狙う制度ではありません。
20年、30年と積立を続ける制度です。
だからこそ、
「途中で不安にならない商品」
を選ぶことが大切だと考えています。
こんな人はS&P500がおすすめ
一方で、
- アメリカ経済を信じている
- アメリカ企業の成長に期待している
- 値動きが多少大きくても構わない
という方にはS&P500も魅力的な選択肢です。
実際に、多くの投資家が長年積み立てています。
こんな人は8資産均等型がおすすめ
投資が初めてで、
「値下がりすると不安になってしまう」
という方には、8資産均等型も候補になります。
株式だけでなく債券やREITにも分散するため、値動きが比較的穏やかになる可能性があります。
その分、大きく資産が増える局面では株式100%の商品よりリターンが控えめになることもあります。
商品選びに迷ったら…
商品選びで迷ってしまい、なかなか始められない人もいます。
しかし、私は、
「完璧な商品を探し続けるより、納得できる商品で早く始めること」のほうが大切
だと考えています。
長期投資では、「いつ始めるか」も資産形成に影響するからです。
私がオルカンを選んだ理由
最後に、私自身の考えをお伝えします。
私は2018年に株主優待がきっかけで投資を始めました。
当時は、
「どの会社の株が上がるだろう」
「今買えば儲かるかな」
ということばかり考えていました。
しかし、思うように続けることができず、一度投資から離れました。
その後、新NISAについて学び、
- 長期
- 積立
- 分散
という考え方を知ったことで、投資に対する考え方が大きく変わりました。

「未来は予想できない」と気付いた
私がオルカンを選んだ一番の理由は、
未来を予想しなくていいから
です。
アメリカが伸びるかもしれません。
インドが急成長するかもしれません。
日本企業が再び注目される時代が来るかもしれません。
でも、それは誰にも分かりません。
だから私は、
「世界全体を応援しよう」
という考え方に魅力を感じました。
続けられることが一番大切
私にとって一番重要だったのは、
安心して続けられること
でした。
世界中へ分散できて、
手数料も低く、
毎月積み立てるだけ。
このシンプルさが、忙しい40代でも続けやすい理由だと思っています。
もちろん、これから先の運用成果は誰にも分かりません。
それでも、「長く続けられる商品を選ぶ」という考え方は変わりません。
まとめ|迷ったらオルカンから始めよう
新NISAには数多くの商品があります。
その中で、40代の初心者におすすめしたい商品は、
- オルカン(全世界株式)
- S&P500
- 8資産均等型
の3つです。
どれも長期投資に適した商品ですが、それぞれ特徴が異なります。
大切なのは、「人気だから」ではなく、自分が納得して長く続けられる商品を選ぶことです。
私自身は、世界中へ分散投資できる安心感からオルカンを選び、現在も積立を続けています。
40代から投資を始めても決して遅くはありません。
商品選びに迷っている時間よりも、自分に合った商品を見つけて一歩を踏み出すことが、将来の資産形成につながります。
よくある質問(FAQ)
Q1. オルカンとS&P500はどちらがおすすめですか?
どちらも長期投資に適した人気商品です。
世界中に分散投資したい方はオルカン、アメリカ経済の成長に期待したい方はS&P500が選択肢になります。
Q2. 初心者はいきなり複数の商品を買ったほうがいいですか?
必ずしも必要ではありません。
まずは自分が納得できる商品を1本選び、積立を続けることをおすすめします。
Q3. 途中で商品を変更しても大丈夫ですか?
変更自体は可能ですが、短期的な値動きだけで頻繁に乗り換えるのではなく、長期的な視点で判断することが大切です。
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