「オルカンを買ったら、10年後はいくらになっている?」
「新NISAで10年間積み立てれば、本当に資産は増える?」
「今からオルカンを始めても遅くない?」
新NISAをきっかけに投資を始めた人の中には、このような疑問を持っている人も多いのではないでしょうか。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、通称「オルカン」は、1本で世界中の株式に分散投資できる人気の投資信託です。
長期の資産形成に利用しやすい商品ですが、気になるのはやはり、
「10年後にどのくらい増えている可能性があるのか?」
ということでしょう。
たとえば毎月5万円を10年間積み立てると、投資元本は600万円です。
これを年利5%で運用できたと仮定すると、10年後の資産額は約776万円になります。
ただし、オルカンは預金ではありません。
10年間積み立てれば必ず利益が出るわけではなく、10年後に株価が大きく下落している可能性もあります。
そこでこの記事では、
毎月1万円・3万円・5万円・10万円を10年間積み立てた場合
について、年利3%・5%・7%でシミュレーションします。
さらに、
- オルカンの10年後はどう考えればいいのか
- 10年間で複利はどのくらい効くのか
- 10年後に暴落していたらどうするのか
- 10年で売るべきなのか
- 20年投資する場合とは何が違うのか
についても初心者向けにわかりやすく解説します。
※シミュレーションは一定の利回りで運用できたと仮定した概算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。
オルカンの10年後はどうなる?
最初に結論からいうと、
オルカンが10年後にいくらになっているのかを正確に予測することはできません。
オルカンは世界中の株式へ投資する投資信託だからです。
世界経済が成長し、企業の利益が増えて株価が上昇すれば、オルカンの基準価額も上昇する可能性があります。
一方で、世界的な景気後退や金融危機などが起これば、大きく値下がりする可能性もあります。
そのため、
「10年間持っていれば必ず○倍になる」
と考えるのは危険です。

10年後を予想するより「複数のケース」で考える
そこで役立つのが、利回りをいくつか設定したシミュレーションです。
たとえば、
年利3% → 控えめなケース
年利5% → 中間的なケース
年利7% → 高めのケース
というように複数のケースを考えます。
重要なのは「オルカンは年5%で増える」と予測することではありません。
将来の資産額に幅を持たせ、
「運用結果によって、このくらい違う可能性がある」
と理解するために使います。
実際の株式市場では毎年同じように資産が増えるわけではありません。
大きく上昇する年もあれば、マイナスになる年もあります。
10年後の資産額は、その途中の値動きによって大きく変わります。
オルカンなら世界経済全体の成長を取り込める
オルカンの特徴は、特定の国だけではなく世界中へ分散投資できることです。
現在強い国が10年後も同じように強いとは限りません。
今後、新しい国や企業が成長する可能性もあります。
オルカンでは市場の変化に応じて構成比率も変わっていくため、
「10年後にどの国が成長しているかわからないから、世界全体へ投資する」
という考え方ができます。
ただし、世界へ分散しているから値下がりしないわけではありません。
世界的な株安になれば、オルカンも大きく下落する可能性があります。
分散投資はリスクをなくす方法ではなく、特定の国や企業だけに依存するリスクを抑えるための方法と考えておきましょう。
↓オルカンがどんな商品なのか、投資先や仕組みから知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。↓

毎月5万円をオルカンに10年間積み立てるといくらになる?
では、具体的な金額を見てみましょう。
まずは、
毎月5万円を10年間積み立てる
ケースです。
運用を考えなければ、
5万円 × 12か月 × 10年 = 600万円
なので、10年間の投資元本は600万円です。
これを年利3%・5%・7%で運用できたと仮定すると、おおよそ次のようになります。

※毎月末に5万円を積み立て、一定の年率で運用できたと仮定した概算です。
↓今回の3%・5%・7%はあくまでシミュレーションです。オルカンの過去の利回りや、どのくらいのリターンを期待できるのかについては、こちらの記事で詳しく解説しています。↓

年利5%なら10年後は約776万円
年利5%で運用できたと仮定した場合、
投資元本600万円 → 約776万円
になります。
運用によって増えた金額は約176万円です。
10年間で自分が積み立てた600万円だけではなく、運用によって資産が増える可能性があることがわかります。
ただ、ここで注目したいのが20年間積み立てた場合との違いです。
毎月5万円・年利5%の場合、
10年間 → 元本600万円 → 約776万円
なのに対して、
20年間 → 元本1,200万円 → 約2,055万円
というシミュレーションになります。
積立期間は2倍ですが、資産額は単純に約776万円の2倍にはなりません。
運用期間が長くなることで、それまでに得た利益をさらに運用する複利の影響が大きくなるためです。
これが長期投資で「時間」が重要といわれる理由の一つです。
10年間でも元本割れする可能性はある
一方で、今回の表だけを見て、
「10年間積み立てれば最低でも年3%くらい増える」
と考えてはいけません。
3%・5%・7%はあくまでシミュレーション上の数字です。
実際には10年間投資した結果、想定よりリターンが低くなる可能性があります。
特に注意したいのが、10年目付近で大きな暴落が起きるケースです。
それまで順調に資産が増えていたとしても、資産を使おうと思っていたタイミングで世界的な株安が起これば、評価額が大きく減る可能性があります。
そのため、
「10年間積み立てれば安心」
ではなく、
「10年後にそのお金を必ず使うのか、それともさらに運用を続けられるのか」
まで考えることが重要です。
次は、毎月1万円・3万円・5万円・10万円を10年間積み立てた場合をまとめて比較して、積立額によって10年後にどれくらいの差が生まれるのかを見ていきます。
オルカンを10年間積立|毎月1万円・3万円・5万円・10万円を比較
さきほどは、毎月5万円を10年間積み立てた場合をシミュレーションしました。
では、毎月の積立額が1万円・3万円・10万円の場合はどうなるのでしょうか。
ここでは、
毎月1万円・3万円・5万円・10万円
の4パターンを、年利3%・5%・7%で比較してみます。
10年間積立した場合のシミュレーション

こうして比較すると、毎月の積立額によって10年後の資産額にかなり差が出ることがわかります。
たとえば年利5%の場合、
毎月1万円 → 約155万円
毎月3万円 → 約466万円
毎月5万円 → 約776万円
毎月10万円 → 約1,553万円
というシミュレーションになります。
当然ですが、積立額が多くなるほど10年間に投資する元本も増えるため、10年後の資産額も大きくなります。
しかし、ここで大切なのは、
「できるだけ多く投資しなければならない」
ということではありません。
毎月1万円でも10年間なら元本120万円
毎月1万円というと、それほど大きな金額には感じないかもしれません。
しかし10年間続ければ、
1万円 × 12か月 × 10年=120万円
になります。
さらに年利5%で運用できたと仮定すると、約155万円です。
運用による増加分は約35万円になります。
もちろん、毎月5万円や10万円と比べれば資産額は小さくなります。
それでも、
「毎月5万円は難しいから投資を始めない」
と考えるより、自分の家計に無理のない金額から始めるという考え方もあります。
長期投資では、積立額だけでなく継続できるかどうかも重要です。
毎月3万円なら10年後に約466万円
毎月3万円の場合、10年間の投資元本は360万円です。
年利5%で運用できたと仮定すると、10年後は約466万円。
運用によって約106万円増える計算です。
毎月3万円でも、
年間36万円
5年間で180万円
10年間で360万円
と積み重なっていきます。
そこに運用による利益が加わることで、将来の資産形成につながっていく可能性があります。
毎月10万円なら年利5%で約1,553万円
毎月10万円の場合、10年間の投資元本は1,200万円です。
年利5%で運用できたと仮定すると、約1,553万円になります。
運用による増加分は約353万円です。
年利7%なら約1,731万円となり、元本より約531万円増える計算になります。
ただし、
「毎月10万円投資すれば10年後に1,700万円になる」
と考えてはいけません。
実際のオルカンの値動きは毎年異なります。
10年後に株価が大きく下落していれば、シミュレーションを下回る可能性もあります。
今回の数字は、あくまで積立額によって将来の資産額がどのくらい変わる可能性があるのかをイメージするための目安として考えましょう。
10年間では複利の効果はどのくらいある?
オルカンを10年間積み立てるうえで知っておきたいのが、複利の効果です。
複利とは、投資によって得た利益を再び運用することで、その利益にもさらに利益が生まれる可能性がある仕組みです。
長期間になるほど、複利の影響は大きくなっていきます。
たとえば毎月5万円・年利5%のケースでは、
10年間の投資元本:600万円
に対して、
10年後:約776万円
というシミュレーションになります。
運用によって増えた金額は約176万円です。
では、同じ条件で20年間積み立てるとどうなるでしょうか。

10年間 → 約776万円
20年間 → 約2,055万円
となります。
20年間の投資元本は1,200万円なので、10年間のちょうど2倍です。
しかし資産額は、
約776万円 × 2=約1,552万円
ではなく、約2,055万円になります。
これは、運用期間が長くなることで、それまで積み上げた資産にも運用成果が積み重なっていくためです。
↓では、実際に20年間積み立てると積立額ごとにどのくらいになるのでしょうか。毎月1万円・3万円・5万円・10万円で詳しくシミュレーションしています。↓

10年は「複利が大きくなり始める途中」と考える
10年間でも複利の効果は期待できます。
ただし、20年、30年と運用する場合に比べると、まだ運用期間は短めです。
積立投資では最初のうちは資産そのものが少ないため、仮に5%上昇しても増える金額はそれほど大きくありません。
たとえば資産100万円が5%増えれば、増加額は5万円です。
一方、資産1,000万円なら同じ5%でも50万円になります。
つまり資産が積み上がってくるほど、同じ利回りでも金額としての変化が大きくなります。
長期投資では、
最初の10年間で元本を積み上げ、その後さらに時間をかけることで複利の効果が大きくなっていく
というイメージを持っておくとわかりやすいでしょう。
「10年でやめる」か「さらに続ける」かで大きく変わる
10年後に資産を使う予定がなければ、そのまま運用を続けるという選択肢があります。
たとえば40歳から投資を始めた場合、
50歳で全部売却する
必要はありません。
60歳、65歳まで運用を続けることもできます。
特に新NISAでは非課税保有期間が無期限なので、自分の目的に合わせて長期運用を続けられます。
そのため、
「10年後にいくらになるか」だけではなく、「そのお金をいつ使うのか」
まで考えることが大切です。
オルカンの10年後を考えるときに注意したい3つのこと
10年間のシミュレーションを見ると、
「オルカンを10年間積み立てれば結構増えそう」
と感じるかもしれません。
しかし、10年後の資産額を考えるときには注意点もあります。

① 3%・5%・7%は将来の予想ではない
まず最も重要なのが、今回使用している利回りについてです。
年利3%・5%・7%は、
オルカンの10年後のリターンを予測した数字ではありません。
資産形成をイメージしやすくするための仮定です。
実際には、
大きく上昇する年もあれば、
ほとんど変わらない年もあり、
大きく下落する年もあります。
その結果、10年間の平均リターンがどうなるのかは事前にはわかりません。
そのため、資産計画を立てるときは高い利回りだけを前提にせず、複数のケースを想定しておくことが大切です。
② 10年間でも元本割れする可能性はある
オルカンは世界中へ分散投資していますが、元本保証ではありません。
世界的な株価下落が起これば、オルカンも値下がりします。
特に注意したいのが、
10年後に必ず使う予定のお金をすべてオルカンで運用すること
です。
たとえば10年後に住宅購入などで500万円が必要だとします。
その直前に大きな暴落が起きれば、必要なタイミングで資産を安い価格で売却しなければならない可能性があります。
「10年間あるから大丈夫」と決めつけるのではなく、使う時期が近づいたらリスクを下げることも検討する必要があります。
③ 10年後だけで投資の成否を判断しない
もう一つ重要なのが、10年をゴールにしすぎないことです。
10年後にお金を使う目的があるなら、もちろん10年間を一つの区切りとして考える必要があります。
しかし老後資金など、さらに先まで使わないお金なら、
10年後も運用を続ける
という選択肢があります。
10年目にたまたま株価が下落していたとしても、すぐに使う必要がなければ、その後の回復を待てる可能性があります。
オルカンのような株式投資では、
「10年経ったから売る」ではなく、「何のために投資していて、いつ使うのか」
を基準に考えることが大切です。
そして10年間の運用で特に気になるのが、
「10年後のちょうどそのタイミングで暴落していたらどうするのか?」
という問題です。
第3回では、10年後に暴落していた場合の考え方や、10年で売却するべきなのか、20年間積み立てる場合との違いまで詳しく見ていきます。
10年後にオルカンが暴落していたらどうする?
オルカンを10年間積み立てると考えたとき、特に注意したいのが10年後の株価がどうなっているかです。
たとえば毎月5万円を積み立てて、順調に資産が増えていたとします。
しかし、10年目に世界的な株価暴落が起きれば、それまで増えていた資産が短期間で大きく減る可能性があります。
そんなとき、
「10年間も積み立てたのだから、もう売ったほうがいい?」
と考えてしまうかもしれません。
しかし、重要なのは「10年経ったかどうか」ではありません。
そのお金をいつ使う予定なのかによって対応は変わります。
まだ使わないなら運用を続ける選択肢がある
たとえば10年間積み立てた時点で50歳だったとします。
その資産を老後の65歳以降に使う予定なら、まだ15年間あります。
10年目に暴落したとしても、すぐにすべて売却する必要はありません。
その後も積立や運用を続けることで、市場の回復を待つことができます。
もちろん、株価がいつ回復するのかは誰にもわかりません。
それでも、
「10年経ったから売る」
のではなく、
「まだ使わないから運用を続ける」
という判断もできます。
10年後に使うなら事前に準備しておく
一方、
「10年後に住宅購入で使う」
「10年後に教育費として使う」
など、使う時期が決まっている場合は注意が必要です。
必要になる直前まで全額を株式で運用していると、そのタイミングで暴落した場合に大きな影響を受けます。
たとえば10年後に500万円必要なのであれば、8年目や9年目など、使う時期が近づいてきた段階で必要な金額の一部を現金へ移していく方法があります。
そうすれば10年目に暴落が起きても、すでに確保した現金については株価下落の影響を受けません。
つまり、
「いつ暴落するかを予想する」のではなく、「暴落しても困らない準備をする」
ことが大切です。
↓オルカンが暴落するとどのくらい下がる可能性があるのか、暴落時にやってはいけないことについては、こちらの記事で詳しく解説しています。↓

オルカンは10年で売るべき?それとも持ち続ける?
「10年間積み立てたら、一度売ったほうがいい?」
という疑問を持つ人もいるでしょう。
結論としては、
10年経ったという理由だけで売却する必要はありません。
売却を考える基準は、投資期間そのものよりも資産を使う目的や時期です。
お金が必要なら売却する
たとえば、
- 住宅購入
- 子どもの教育費
- 車の購入
- 老後の生活費
など、具体的にお金が必要になったのであれば、必要な金額を売却するのは自然な使い方です。
投資は資産を増やすこと自体が目的ではなく、将来必要なお金を準備するための手段だからです。
まだ使わないなら運用を続けてもいい
反対に、10年後も使う予定がなければ、保有を続けることもできます。
新NISAでは非課税保有期間が無期限なので、
「10年間経ったから非課税期間が終了する」
ということはありません。
10年後も保有し、20年、30年と長期運用を続けることができます。
長期間運用するほど、複利の効果も大きくなる可能性があります。
そのため、
「10年経ったら売る」
ではなく、
「必要になったら必要な分を売る」
という考え方も選択肢になります。
全部売る必要もない
売却するときも、すべてを一度に売る必要はありません。
たとえば10年後に資産が1,000万円あり、そのうち200万円だけ必要なのであれば、
200万円だけ売却して、残り800万円は運用を続ける
という方法もあります。
老後資金として利用する場合も、必要な生活費だけを少しずつ取り崩しながら、残った資産を運用する方法があります。
投資では、
「買うか、全部売るか」
の二択ではありません。
自分の目的に合わせて一部だけ売却することもできます。
オルカンは10年と20年、どちらがいい?
今回の記事では10年間の積立をシミュレーションしましたが、
「10年と20年なら、どちらがいいの?」
と思う人もいるでしょう。
基本的に、株式投資では長く運用できるほど時間を味方につけやすくなります。
たとえば毎月5万円を年利5%で積み立てた場合、
10年間 → 約776万円
20年間 → 約2,055万円
というシミュレーションになります。
10年間の投資元本は600万円。
20年間なら1,200万円です。
積立期間と元本は2倍ですが、シミュレーション上の資産額は2倍以上になります。
これは運用期間が長くなることで、複利の効果がより大きくなるためです。
10年と20年では目的が違う
ただし、
「20年のほうが増えるから絶対20年」
と考える必要はありません。
重要なのは、そのお金をいつ使うのかです。
10年後に必要なお金なら、20年間運用することはできません。
反対に老後資金として20年以上使う予定がないのであれば、10年で売却する必要もありません。
つまり、
10年と20年のどちらが正解かではなく、目的に合った運用期間を設定すること
が大切です。
10年後も積立を続けるという考え方
最初から、
「絶対20年間続ける」
と決めなくても構いません。
まず10年間積み立てて、その時点の家計や資産状況を確認する方法もあります。
まだ運用できるのであれば、そのまま15年、20年と続ける。
お金が必要になったら、必要な分だけ売却する。
こうした柔軟な考え方も長期投資では重要です。
オルカンを10年間積み立てるなら大切にしたい3つのポイント
最後に、オルカンを10年間積み立てるうえで意識したいポイントを3つ整理します。
① 無理のない金額で積み立てる
今回のシミュレーションでは、積立額が大きいほど10年後の資産額も大きくなりました。
しかし、生活費まで投資に回す必要はありません。
毎月10万円が難しいなら5万円。
5万円が難しいなら3万円。
3万円が難しければ1万円でも構いません。
家計に余裕が出てから積立額を増やす方法もあります。
大切なのは、相場が悪くなっても無理なく続けられる金額にすることです。
② 近いうちに使うお金は投資しない
10年間運用するつもりでも、途中で急にお金が必要になることがあります。
手元に現金がなければ、株価が大きく下落しているときにオルカンを売却しなければならないかもしれません。
そのため、
生活に必要なお金
数年以内に使う予定のお金
長期間使う予定のないお金
を分けて考えることが重要です。
生活防衛資金などを確保したうえで、長期間使わないお金を投資へ回すようにしましょう。
③ 短期的な値動きだけで判断しない
10年間の投資では、途中で株価が大きく上昇することも下落することもあります。
株価が下がるたびに、
「売ったほうがいい?」
と考えていると、長期投資を続けるのが難しくなります。
オルカンへ投資するのであれば、
「世界中の企業の長期的な成長へ投資する」
という考え方を忘れないことが大切です。
もちろん、最初に決めた投資方針を絶対に変えてはいけないわけではありません。
家計や投資目的が変わったときは見直す必要があります。
しかし、短期間の株価下落だけを理由に何度も投資方針を変えるのは避けたいところです。
まとめ|オルカンの10年後は予測できないからこそ複数のケースで考えよう
今回は、オルカンを10年間積み立てた場合についてシミュレーションしました。
最後にこの記事のポイントを整理します。
✅ オルカンの10年後の価格を正確に予測することはできない
✅ 毎月1万円を年利5%で10年間積み立てると約155万円
✅ 毎月3万円なら約466万円
✅ 毎月5万円なら約776万円
✅ 毎月10万円なら約1,553万円
✅ 3%・5%・7%は将来のリターンを予測した数字ではない
✅ 10年間でも元本割れする可能性はある
✅ 10年後に使うお金なら、直前の暴落への備えも重要
✅ 10年経ったという理由だけで売却する必要はない
✅ 使う予定がなければ20年、30年と運用を続けることもできる
今回のシミュレーションを見ると、毎月の積立額と運用利回りによって10年後の資産額には大きな差が生まれます。
しかし、最も重要なのは、
「10年後に絶対いくらになる」と予想することではありません。
将来の株価は誰にもわからないからです。
だからこそ、
年利3%ならどうなる?
年利5%ならどうなる?
思ったほど増えなかったらどうする?
10年目に暴落したらどうする?
と、複数のケースを想定しておくことが大切です。
そして10年後にお金を使う予定がなければ、そこで投資を終わらせる必要もありません。
さらに長期間運用することで、複利の効果を活かせる可能性があります。
オルカンは短期間で大きな利益を狙うための商品ではなく、世界中へ分散しながら長期的な資産形成を目指す選択肢の一つです。
無理のない金額で積み立て、短期的な値動きに振り回されず、自分がお金を使う時期から逆算して運用する。
10年後の金額だけを見るのではなく、その先まで含めて資産形成を考えていきましょう。

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