「オルカンってよく聞くけど、結局どんな商品なの?」
新NISAを始めようと調べると、必ずと言っていいほど目にするのが「オルカン(オール・カントリー)」という言葉です。
SNSやYouTubeでも「迷ったらオルカン」「初心者ならオルカンがおすすめ」と紹介されることが多く、「本当にそれだけ人気なの?」と思う人も多いでしょう。
私自身も、新NISAを始めるときにさまざまな投資信託を比較しました。
S&P500や全米株式なども候補にありましたが、最終的に選んだのはオルカンです。
理由はシンプルで、「世界中に分散投資できて、長期で安心して持ち続けられる」と感じたからでした。
実際に現在もオルカンへ積立投資を続けていますが、「世界経済全体の成長に投資する」という考え方は、40代から資産形成を始める私にとても合っていると感じています。
この記事では、
- オルカンとはどんな投資信託なのか
- なぜ新NISAで人気なのか
- メリット・デメリット
- どんな人に向いているのか
を初心者にもわかりやすく解説します。
「オルカンって実際どうなの?」という疑問を解消して、自分に合った投資先を選ぶ参考にしてください。
↓「新NISAってそもそも何?」という方は、まず基本から確認しておきましょう。↓

オルカンとは?初心者向けにわかりやすく解説

まずは「オルカン」という言葉の意味から見ていきましょう。
オルカンは「全世界株式」に投資する投資信託
オルカンとは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)という投資信託の愛称です。
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金をまとめて運用する金融商品のこと。
その中でもオルカンは、世界中の株式へまとめて投資できる投資信託として非常に人気があります。
日本だけではありません。
- アメリカ
- イギリス
- フランス
- ドイツ
- 中国
- インド
- 台湾
- 韓国
- ブラジル
など、先進国・新興国を含めた世界中の企業へ投資できます。
つまり、「この国が伸びるかな?」と自分で選ぶ必要がありません。
世界全体へ投資するので、一つの国だけに依存しない資産形成ができます。
約3,000社以上へ1本で分散投資できる
オルカン最大の特徴は、1本買うだけで世界中の約3,000社へ投資できることです。
もし自分で世界中の企業へ投資しようと思ったら、
- 日本株を買う
- 米国株を買う
- ヨーロッパ株を買う
- 新興国株を買う
と非常に大変です。
しかしオルカンなら、たった1本購入するだけで世界中へ自動で分散投資できます。
しかも企業の入れ替えや国の比率調整も運用会社が行ってくれるため、初心者でも安心して長期投資を続けられます。
世界経済全体の成長に投資するイメージ
オルカンは、
「アメリカだけ」
「日本だけ」
ではありません。
世界中の経済成長そのものへ投資するイメージです。
例えば、
ある年はアメリカ企業が好調でも、
数年後にはインド企業や新興国企業が大きく成長する可能性があります。
オルカンなら、その変化にも自動で対応してくれます。
だからこそ、
「どこの国が伸びるかわからないから世界全部に投資する」
という考え方ができます。
初心者ほど、この考え方はとても相性が良いと言えるでしょう。
↓オルカンだけで本当に十分なのか、他の商品も組み合わせたほうがいいのか気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。↓

オルカンが新NISAで人気の理由
ここ数年、オルカンは新NISAで最も人気のある投資信託の一つです。
では、なぜこれほど多くの人に選ばれているのでしょうか。

理由① 世界中へ分散投資できる安心感
投資には必ずリスクがあります。
しかし、
リスクを減らす基本は「分散投資」です。
オルカンなら、
- 国を分散
- 業種を分散
- 企業を分散
できるため、一つの企業や国が不調でも影響を受けにくくなります。
初心者が最初に選ぶ投資信託として人気なのも、この安心感が大きな理由です。
理由② 手数料がとても安い
投資信託では、
信託報酬(運用管理費用)
という手数料が毎日少しずつ引かれます。
オルカンは業界でもトップクラスに手数料が安く、長期間保有してもコスト負担を抑えやすいのが特徴です。
長期投資では、
たった0.1%程度の差でも20年・30年後には大きな差になることがあります。
そのため、多くの投資家から支持されています。
理由③ 新NISAとの相性が非常に良い
新NISAは、
長期間積立を続けることで効果を発揮しやすい制度です。
オルカンも、
- 長期投資
- 積立投資
- 分散投資
という資産形成の基本にぴったり合っています。
新NISAで毎月コツコツ積み立てることで、価格が高いときも安いときも平均的な価格で購入しやすくなります。
これが初心者にもおすすめされる大きな理由です。
私がオルカンを選んだ理由
私も新NISAを始めるときに、
S&P500と最後まで迷いました。
どちらも魅力的でしたが、
「今後どこの国が一番成長するかは誰にもわからない」
と思ったため、世界全体へ投資できるオルカンを選びました。
もちろん短期では値下がりすることもあります。
しかし、20年・30年という長い目線で考えると、
世界経済は少しずつ成長してきました。
私はその成長を信じて、現在も毎月積立を続けています。
↓「世界に分散するオルカン」と「米国に集中するS&P500」で迷っている方は、こちらで違いを詳しく比較しています。↓

オルカンのメリット5選
ここまで、オルカンの基本的な仕組みと人気の理由を紹介しました。
では実際に、オルカンにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
新NISAで多くの人が選ぶ理由を、5つに分けて見ていきましょう。

メリット① 世界中に分散投資できる
オルカン最大の魅力は、世界中へ分散投資できることです。
投資の世界では、
「卵は一つのカゴに盛るな」
という有名な言葉があります。
一つの国だけに投資していると、その国の経済が悪くなったときに大きな影響を受けます。
例えば、
- 日本株だけ
- アメリカ株だけ
に投資している場合、その国が不景気になると資産も大きく下がる可能性があります。
一方、オルカンは世界中の企業へ投資しているため、一部の国が不調でも他の国が成長すれば影響を和らげることができます。
初心者にとって、これほど簡単に分散投資ができる商品は多くありません。
メリット② 1本買うだけで資産形成ができる
通常、世界中へ投資しようとすると、
- 日本株
- 米国株
- 欧州株
- 新興国株
などを個別に購入する必要があります。
しかしオルカンなら、たった1本購入するだけで世界中へ投資できます。
投資先を毎回考える必要もありません。
「どの商品を買えばいいかわからない」
という初心者でも始めやすいのが魅力です。
メリット③ 手数料が安い
投資信託には信託報酬という運用コストがあります。
オルカンは、この手数料が非常に低く設定されています。
長期投資では、運用成績だけでなく、コストも非常に重要です。
例えば年間0.5%と0.1%では、
20年、30年積み立てると最終的な資産額に大きな差が生まれることがあります。
そのため、長く保有するほど低コストの商品が有利になりやすいのです。
メリット④ 自動で銘柄が入れ替わる
世界の企業は常に変化しています。
昔は大企業だった会社が衰退し、逆に新しい企業が急成長することも珍しくありません。
オルカンでは、指数に合わせて組み入れ銘柄が自動で見直されます。
つまり、投資家が何もしなくても、世界経済の変化に合わせて運用が続けられるのです。
初心者が個別株で同じことを行うのは、かなり大変でしょう。
メリット⑤ 長期投資との相性が良い
オルカンは、短期間で大きく利益を狙う商品ではありません。
むしろ、10年、20年、30年という長期投資に向いています。
世界経済は短期的には暴落や不景気があります。
しかし長い目で見ると、人口増加や企業の成長によって拡大してきました。
そのため、新NISAでコツコツ積立を続けたい人には非常に相性が良い投資信託と言えるでしょう。
↓オルカンを長期間積み立てた場合、資産がどのくらいになるのか気になる方は、10年後のシミュレーションも参考にしてください。↓

↓さらに長期で運用した場合については、20年間の積立シミュレーションも行っています。↓

オルカンのデメリット・注意点
ここまで見ると、「オルカンは完璧な商品なのでは?」と思うかもしれません。
しかし、どんな投資商品にもデメリットはあります。
購入する前に知っておきたいポイントを確認しておきましょう。
デメリット① 元本保証ではない
最も重要なのは、オルカンでも元本保証はありません。
投資なので、景気が悪くなれば価格は下がります。
例えば、コロナショックや金融危機のような出来事が起きれば、一時的に20〜40%以上下落する可能性もあります。
ただし、過去を振り返ると世界経済は何度も回復してきました。
そのため、長期目線で積立を続けることが重要です。
デメリット② 米国株の比率が高い
「全世界株式」と聞くと、世界中が均等に入っていると思う人もいます。
しかし実際には違います。
オルカンは、世界の株式市場の時価総額に合わせて投資するため、
現在はアメリカ企業の割合が半分以上を占めています。
つまり、実質的にはアメリカ経済の影響も大きく受けます。
それでも、日本だけ・アメリカだけに投資するよりは分散効果があります。
デメリット③ 短期間で大きく増える商品ではない
個別株では、1年間で株価が2倍、3倍になるケースもあります。
一方、オルカンは世界全体へ分散しているため、急激に資産が増えることはあまり期待できません。
その代わり、大きく失敗しにくいというメリットがあります。
資産形成では、「一気に増やす」よりも
「長く増やし続ける」ことの方が重要です。
デメリット④ 為替の影響を受ける
オルカンには海外企業が多く含まれています。
そのため、円高・円安の影響も受けます。
例えば、海外株が値上がりしていても、
急激な円高になると日本円で見た資産額が減ることがあります。
逆に円安では資産が増えやすくなることもあります。
為替は予想できないため、こちらも長期投資で考えることが大切です。
デメリット⑤ 暴落時に不安になりやすい
これは商品というより、投資家側の問題です。
積立を始めると、資産が数十万円、数百万円減る場面があるかもしれません。
そのときに慌てて売ってしまう人もいます。
しかし、積立投資は暴落時でも続けることで平均購入価格を下げられる可能性があります。
長期投資では、「売らない勇気」も大切になります。
オルカンは「万能」ではないが、初心者には有力な選択肢
オルカンは非常に優れた投資信託ですが、決して「絶対に損をしない商品」ではありません。
価格は上下しますし、短期では元本割れすることもあります。
それでも、
- 世界中に分散投資できる
- 手数料が安い
- 長期投資との相性が良い
という特徴から、多くの初心者や長期投資家に選ばれています。
「大きく儲けること」よりも、「長く着実に資産を育てたい」という人に向いている投資信託と言えるでしょう。
↓新NISAは元本割れする?知っておきたいリスク↓

↓世界中へ分散しているオルカンでも、暴落時には大きく値下がりする可能性があります。過去の暴落や下落時の考え方についてはこちらで詳しく解説しています。↓

オルカンとS&P500はどっちがおすすめ?
オルカンについて理解すると、多くの人が次に迷うのが
「オルカンとS&P500ならどっちを選ぶべき?」
という点です。
どちらも新NISAで非常に人気が高く、初心者にもおすすめされる投資信託です。
しかし、投資対象が異なるため、それぞれに特徴があります。
オルカンは「世界全体」に投資する
オルカンは世界中の企業へ分散投資する商品です。
現在はアメリカ企業の割合が高いものの、日本やヨーロッパ、新興国などにも投資しています。
そのため、「これからどの国が成長するかわからない」
という人に向いています。
世界経済全体の成長を取り込みたい人には、オルカンがぴったりでしょう。
S&P500は「アメリカ」に集中投資する
一方、S&P500はアメリカを代表する約500社へ投資する指数です。
Apple、Microsoft、NVIDIA、Amazonなど、世界を代表する企業が多く含まれています。
過去の運用実績では、オルカンを上回るリターンになった期間も多くあります。
そのため、「今後もアメリカが世界経済を引っ張る」
と考える人には魅力的な選択肢です。
ただし、アメリカ経済が不調になれば、その影響を大きく受ける可能性があります。
迷ったらオルカンという選択も十分あり
もちろん、どちらが正解というわけではありません。
ただ、「投資初心者でどちらにするか決められない」という人であれば、
まずはオルカンを選ぶという考え方も十分合理的です。
世界中へ分散投資できるため、一つの国に集中するリスクを抑えられます。
実際に私も、最終的にはこの考え方でオルカンを選びました。
↓オルカン vs S&P500|初心者はどっちを選ぶべき?↓

オルカンがおすすめな人・向いていない人
ここまでの内容を踏まえて、どんな人にオルカンが向いているのか整理してみましょう。
オルカンがおすすめな人
次のような人には、オルカンは非常に相性が良いでしょう。
✅ 新NISAで初めて投資を始める人
✅ 世界中へ分散投資したい人
✅ 長期でコツコツ積立を続けたい人
✅ できるだけ手間をかけたくない人
✅ 将来の資産形成を重視している人
特に40代から投資を始める人は、無理に大きな利益を狙うよりも、長く積み立てることが重要です。
その点で、オルカンは安心して続けやすい投資信託だと感じています。
オルカンが向いていない人
反対に、次のような人にはあまり向いていないかもしれません。
✅ 短期間で大きく利益を狙いたい人
✅ 個別株で積極的に運用したい人
✅ アメリカだけに投資したい人
✅ 値動きが少しでも気になる人
オルカンは長期投資向けの商品です。
数か月や1〜2年で成果を求める人には、期待している値動きではない可能性があります。
私がオルカンを選び続ける理由
私は新NISAを始めるとき、S&P500と最後まで迷いました。
どちらも魅力的な商品だったからです。
それでもオルカンを選んだ理由は、
「未来は誰にも予測できない」
と思ったからです。
10年後、20年後に世界で最も成長している国がアメリカとは限りません。
インドや東南アジアなど、新興国が大きく成長している可能性もあります。
だから私は、
「世界全体を応援する」という考え方でオルカンを選びました。
もちろん短期では値下がりすることもあります。
しかし、新NISAは20年、30年という長い期間で資産を育てる制度です。
そのため、これからも焦らず積立を続けていく予定です。
↓オルカンの実際のリターンが気になる方は、過去の利回りや長期運用で考えるときのポイントも確認しておきましょう。↓

まとめ
オルカンは、新NISAで最も人気のある投資信託の一つです。
世界中へ分散投資でき、初心者でも始めやすいことから、多くの人に選ばれています。
最後に、この記事のポイントを整理します。
✅ オルカンは世界中の約3,000社以上に1本で分散投資できる投資信託
✅ 手数料が低く、長期・積立・分散投資と相性が良い
✅ 元本保証はないが、長期目線で資産形成を目指す人に向いている
✅ S&P500と迷ったら、自分の考え方やリスク許容度に合わせて選ぶことが大切
✅ 私は「どの国が成長するかわからない」と考え、オルカンを選んで積立を続けている

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